EPISODE 11 「シリル」


『お母さんはとてもトラディショナルな家で育った。
砂漠の中の本物のホーガンでね。
でもわたしは混血で、見た目がほとんど白人でしょ?
お婆ちゃんは私の事、
「呪われた子供」だって、
怖がって、会いたがらない。』


ナヴァホのシリルという女性の話。
彼女と彼女のお母さんは僕にお母さんの育った廃墟となったホーガンに連れていってくれた。
昔はあたりまえ、いまわわざわざトラディショナルと前置きされる
時代の一遍を感じる気がした。


余談だが
シリルは数年後、
『イヌイット(アラスカインディアン)のおみやげを作ってアラスカに送って生計をたてて楽しく過ごしている』と、
笑いながら話していた。
よかった。


EPISODE 12 「ツーリストスタイル」